「・・・だから・・・俺は夢羽に触れる資格なんてないんだよ。」




苦しそうに切なそうに話す太陽を抱きしめてあげたい。




ケ レ ド




魔属を殺して血を飲んだ太陽を許せない。







心の中で2つの思いが葛藤していた。








「・・・た・・いよ・・う・・」





ただ、貴方の名前を口にするだけで今は精一杯なの。




名前以外の言葉を口にすればあたしの中の『なに』かが崩れ落ちてしまいそうで、





何も、言えなかった。











なにも、








言えなかった_____