うずくまるあたしにゆっくりと近づいてくる。
剣を持って。
キッと太陽を睨む。
「・・・その瞳だ。」
ポツリと呟くその言葉に耳を傾ける。
「・・・その瞳さえなければ・・・」
太陽の剣を持つ手が震える。
怒りなのか。否、哀しみなのか。
見上げる太陽の目から一粒の雫が落ちたと思えば。
「お前さえいなければっ・・・・!
母さんは・・・村は・・・みんなは・・・死なずに済んだんだ!!!!」
「・・・っ!!」
絶望の言葉とともに振り下ろされる剣。
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