☆★☆ 「夢羽、行こうか。」 「うん、」 立ち上がり前を見据える。 もう、後戻りはできない。 「もう、大丈夫。」 塞がった傷口に手を当てる。 致命傷。 だった傷が一週間で塞がった。 バケモノ。 なんだと思い知った。 「・・・・行こうか。」 もう、隠しもしない。 金色に輝く髪のまま、外へ出る。 瞳を見開いて