「は・・・はぁ・・・」 「遅いよっ!! 早くいこ~」 手をとり走り出す。 「もう、2人とも行っちゃたよ?」 「はやいんだもん・・・・。」 プゥっと膨れてる顔を指でつつく。 「ほらっ!はやくいこ!!」 再び手を差し出し走り出す。 「うんっ!!“夢羽”」 このころ、まだ、あたしが幼くて先のコトなんて考えてなかったんだ。 今、みんながいればそれでよかった・・・。