フッ・・・・。 夢羽の意識が無くなり俺は夢羽を抱きかかえる。 「っそら!!」 蘭と海が駆け寄ってくる。 2人ともボロボロだ。 「・・・夢羽は?大丈夫なの?」 心配でしょうがない。 そんな顔をして夢羽に触れる蘭。 「・・・・空。鈴は・・・」 海がクッとこぶしを握り締める。 信じたくない。 誰もがそう思ってる。 けど、真実は変えられない。 「鈴は・・・王の娘だよ。」