「つ・・・・ついた・・・」
第一声はみんな同じだった。
ここはアダルヌ街。
人間界に属する街。
この街にいるのは ラウル・シァィム
人間界のビショップて呼ばれてる人がいる。
竜樹さんの考えで先にこっちへ行こう!と言われたので来てみたのに・・・
道のりが半端無い。
砂漠を15ノームも歩いてきたんだから。
照りつける太陽があたしたちを干しモノにしようとしてるのか・・・
体中の水分と言う水分が蒸発して今にも自分も蒸発しそうだった・・・。
「み・・・みずを・・・」
ゼェゼェ言うのも無理は無い。
だって、5ノームで全員の水が無くなってしまって・・・・
10ノーム水なしで(魔法で水を出そうとしたけど手でいっぱい組めるかどうかくらいしか出なかった)歩いてきたんだから。
コウもへばって消えちゃったし・・・・