「・・・夢羽。」
凛とした声が静かに響く。
「眠れないならそう言えば良いよ。」
顔をあげれば優しくでもどこか切なく微笑んでる空を見て泣きそうになった。
何故だかわからないけど・・・
「俺は夢羽のためならずっと傍にいるから。」
それは無理してる。
「・・・めだよ。」
「え?」
「・・・だめだよっ!!あたしの為なんかで空を・・・みんなを無理させれないよ。」
震える。
ホントは傍にいてほしい。
こんなにも1人が怖いって叫んでる。
けど、言えないのはあたしの責任だから。自分のことなんだからみんなを巻き込んじゃダメだよ・・・。
「・・・・夢羽」
そっと空は呟いた。
そして、あたしを押し倒す。