「優斗・・・」 竜樹さんが哀しそうに少年の名を呼ぶ。 「・・・魔属の味方になるの・・・? 俺たちを 裏切るの・・・・」 無垢な少年の声はぐさりとつきささる。 容赦なんてない。 俺たちにも、 竜樹さんにも・・・・・。 「・・優斗・・・あのな・・?」 竜樹さんが説明しようと手を伸ばす。 けれど・・・ パシン・・・・。 乾いた音があたりに響いた_____