村の人に呼び止められあたしたちは振り返る。
ゴクリ・・・・
誰もが唾を飲み込む。
もしかして気付かれた・・・・?
恐れてた不安が現実になったものか、不安になる。
「どこから来たんだい?
宿はあるのかい?」
最初の言葉にドキッとしたけど
ただの商売人だと知りほっとする。
「あぁ・・・まだ決まってないんです。」
ほっとしながら答える。
商売人は待ってましたと言わんばかりの笑顔で
「じゃ!!わしらの宿にしな!!安いよ!!」
あたしの腕を引っ張り自分の宿へ連れて行こうとする。
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