「夢羽。ここはだいぶ・・・・あれだから・・・」 入口付近で言葉を濁す。 言いたいことはわかるよ。 大丈夫。 「大丈夫。わかってるよ。」 安心してと言う風にあたしは微笑む。 バーティさんも不安そうにあたしを見る。 みんな不安を隠しきれないのは当たり前。 だって、人間は魔属を嫌うものだから。 自分よりも自分と違うものを恐れるから。 自分たちと・・・・。 少しでも異なればすぐ恐れ迫害する。