小ホールに近付くにつれ私を見ながらヒソヒソ話す人が増えて来た


別に噂されるのはいつものことだし気にしていなかった



そしてようやく小ホールにたどり着き扉を開けた




中には既に人が散りはじめあまりいなかった



「藤堂真白……

藤堂真白……


藤ど………あった!」



私の名前は2−Cにあった



「どこのクラスだった?」


「Cだよ。佳代は?」



「同じくC」



喜びを現し私は佳代におもいっきり抱き着いた