――俺、櫻井 雄輝 サクライ ユウキ



幼馴染、菜々に恋してる高校2年生。



「アホ息子、朝ご飯ないで?」


「は!?なんでやねんっ!」



朝ご飯、食べる時間がないなら、まだ分かる。


せやけど、ないってなんやねん。



「俺が食ってもーたわ」


「クソ兄貴!!」


悪びれもなく言う兄の、

雄也 ユウヤ

の足を踏みつけ、俺は部屋に戻った。