医学生時代に、
はじめての解剖実習で
倒れそうになった。
それを柚希に話したら
『ノミの心臓ー!』って
すげーバカにされて…。
そんなことを思い出した。
今はオペとか入って
ザクザク切ってるのに…。
「道重先生、
ちょっと体支えてあげて」
「あ、ハイ」
「ちょいナナメ横で」
そう言ってたら、
柚希が口をはさむ。
「道重先生よかったねー、
仕事もらえてw」
「はいはいっ!
じっとしてなっ;」
軽く頭を小突く。
柚希は笑う。
管を入れていく時
直視できなくて、
ふと視線を落とす。
さっきまで笑ってた柚希は
タオル握りしめながら
目を閉じてじっとしてる。
…胸が痛む。
ごめんな?
「…大丈夫?」
コクンとうなずいた。
「もう終わるから。
あと固定するだけ。」
「ん…」
はじめての解剖実習で
倒れそうになった。
それを柚希に話したら
『ノミの心臓ー!』って
すげーバカにされて…。
そんなことを思い出した。
今はオペとか入って
ザクザク切ってるのに…。
「道重先生、
ちょっと体支えてあげて」
「あ、ハイ」
「ちょいナナメ横で」
そう言ってたら、
柚希が口をはさむ。
「道重先生よかったねー、
仕事もらえてw」
「はいはいっ!
じっとしてなっ;」
軽く頭を小突く。
柚希は笑う。
管を入れていく時
直視できなくて、
ふと視線を落とす。
さっきまで笑ってた柚希は
タオル握りしめながら
目を閉じてじっとしてる。
…胸が痛む。
ごめんな?
「…大丈夫?」
コクンとうなずいた。
「もう終わるから。
あと固定するだけ。」
「ん…」