「…自分の体は大事にした方がいいと思うよ?」

「え…」


アタシの思うコト、只の屁理屈だと思うだろうけど聞いてね?


「アタシだって、フラれるのは怖いよ?
だからって大事な体で
彼氏でもない人とヤるのはどうかと思うな。」


「…ッ、私が好きなら良いじゃないですか。」


確かにだけど…

「…由夏ちゃんが好きでも、琉茅は?」


「……」


「アタシはね、琉茅のせいで女の子が傷づくのか嫌なの、
女の子には幸せでいて
欲しいから…
分かってくれる?」


「…ハィ、璃羅様はこんな人だから女子にも男子にも人気なんですね…」

「アタシは人気じゃないよ、みんなが優しくしてくれるだけ」


だから自然に優しく出来るだけ★

「…、(マジで天然…)」


「由夏ちゃん?どかした?」

こっちジーと見てるけど…

「いえ…」


「あのさ、
早く服着替えたら?
尚兄ちゃんがご飯作ってくれてると思うから!」

尚兄ちゃんのご飯はかなりおいしくて好き!!

「尚…兄ちゃん?」


「アタシ達の兄さん♪」

「そうなんですか…」


一番年上の植見尚人
優しくて何でも出来ちゃうお兄ちゃん★


「さっ、早く着替えて!」


「はい!!」