あたしはバッとおでこを手で押さえる。


「くくくっ」

「や、やめてよ!不意打ち!」


あたしは顔が熱くなるのを感じた。


「じゃあ宣言してから?」

「そーいうんじゃなくて…」


はぁ~っとため息をつく。

蓮くんは立ち上がり財布を手にとる。


「愛美も買いだし行く?」

「え?あ、うん」


あたしも立ち上がって隣に駆け寄った。


「晩ご飯、何食べたい?」

「ハンバーグ。」

「ぷ、子どもだな?」

「じゃあ聞かないでよー!」