「どーもしてないってば」

「泣いてるじゃねーかよ!!」


蓮くんが声を荒げる。

そしてあたしを押し倒した。


「きゃ……ッ!」


蓮くんは困ったように眉を下げる。


「俺、お前のこと急かした?」

「え?」

「もしかして俺、お前の事追いつめてた?」

「ち、ちが…」


蓮くんは少し泣きそうな顔をする。


「もしそうならごめん…」

「そんな!違うの!あのね…」


あたしはさっきのメールの話をした。

ところどころ泣いてしまった…。