「ごめんね。
担任なのに
なにも 出来なくて。」

『そんなこと
ないです。
私、
凄い嬉しかったです。』

本当の 気持ち。


「ありがと。

じゃあ
教室に行きましょ?」

『はい。』


教室までは
咲が 車椅子を
押してくれた。


教室に
着き、
先生が ドアを
開けると
騒々しかった
教室が 静かになり、
先生の後に
続いて
私も
車椅子のまま
教室へ 入り
教壇の 隣で
とめてもらう。



静かだった
教室内が
私を 見て、
また 騒々しくなった。