「うるさいなー
んだよ。お前ただの幼なじみじゃないか！」
「あら。幼なじみパワー馬鹿にしないで」
「なんだよそれ・・・」
「だって光芽が私とHしようと思ったときは恋に悩んでるとき・・・女に困ってるときだもん」
・・・俺ってわかりやすい。
佐久間夕紀（さくまゆき）の前では、ポーカーフェイスも利きやしない。
「それに私も人妻だし、そう簡単に触れられると思うなよ」
「分かってる。本気じゃない」
「嘘つけ！」
夕紀に思いっきり肩を叩かれた。
「イッタ！」
「もう気にしてないから。
あんたが私の婚約破棄した事」
