「優輝さん?!!?!」

あまりに突然で,あたしは呼び捨てにするのも忘れて驚いた。

「どーも。カフェでバイトって・・・まさかメイドやったとは・・・」

優輝は笑いを堪えながら言った。
じろじろあたしのメイド姿を見てますます笑いを堪えている。

「・・・・ちょっと新菜?!
なんでつれてくんの?!これとあれのバイトは新菜しか言ってないねんで?!」

あたしは新菜を引っ張って優輝に聞こえないように怒る。

「いやー・・・優輝くんが愛海にバイトやからってご飯断られたって言って落ち込んでてさー。やから二人で会ってんけど・・・愛海のバイト先行ってみたいとかいうし・・・」

なんでよ・・・。
こんなバイトドン引きじゃない!!

「まあ愛されてていいんちゃう?!」

「んなわけないやろ!!」

「まあいいやん。メイドくらい。どっちにしろこれはそのうちばれるやろ。
あっちのバイトは絶対いわヘンからさ!!」

そりゃ・・・キャバに比べたらメイドはましかもしれないけど・・・
あたしが恥ずかしいんだって!!!!