それから何日か経って
あたしのケータイが鳴った。
知らない番号だ・・・。

「もしもし?」

--もしもし?俺。優輝やけど

知らない番号を見てちょっと期待した。
ようやく優輝さん・・・じゃなくて!!
優輝から初めての電話がかかってきた。

--明日。夜メシ一緒に食べに行かへん?

明日・・・
明日は土曜日でメイドのバイトが
めずらしく長く入っていて昼から7時までだ。
行こうと思えば行けるけど・・・
そっから帰って・・・ってしてたら遅くなっちゃうし悪いよなあ・・・。
どうしよう・・・。

そんなことをぐるぐる考えてたら・・・

--いきなり二人じゃ嫌?あれなら新菜ちゃんも一緒にいいけど。

「や!!違くて・・・。明日7時までバイトやから中途半端な時間なるかなって思って・・・。」

--そっか。じゃあまた今度でもいいからさ,バイトない日言うてーや。

「わかった。」

そういってあたし達は電話を切った。

ちょっと・・・残念。
無理してでもOKすればよかったかな・・・

って何考えてんのあたし?!
あんな軽い男なんだから,軽い気持ちだろうし・・・何されるかわかんないわよ!!