「あ・・・じゃああたしはこれで・・・」

なんとなく気まずさを感じたあたしはすぐ帰ろうとした。
しかし・・・

「あ!!待って愛海ちゃん!!
電話。かけれなくてごめんな?バイトとか忙しくて」

ああ・・・そうだ。
この人連絡先教えたのにぶちられてたんだっけ。
一瞬忘れてたけど,あたしちょっと怒ってたんだっけ。
軽い男!!っつって・・・

「いえ別に・・・
バイト・・・なにやってるん?」

「ん?んー・・・バーみたいな?
まあまたきてぇや!!
愛海ちゃんはなにやってんの?」

「えっ?!」

何って・・・
間違ってもメイド喫茶とキャバクラですなんていえないし・・・。
えーっとえーっと・・・

「・・・カフェ・・・みたいな?」

とっさに思いついた嘘。
まあ嘘ではないよね?
カフェだよメイド喫茶は。うん。
制服がメイドで萌えパワー注入してるだけで・・・。