「う~ん、どうしようかな。」

その紙を見ながら考える。

しばらくボールにさえ触っていないけれど。

やっぱりバレーは好きだった。

それは、今隣りにいる野口先輩のおかげ。

あの時、野口先輩が声を掛けてくれていなかったら…。

きっと私はバレーが嫌いになっていたかも知れない。