「じゃーねー!ばいばい」

桃甘と別れて一人の家路。

今日初だったメンバーにしてはめちゃめちゃ気が合う人ばかりだった。

結局、春はあまり口を開かなかったけれど。

なんか雰囲気のある人だったな。

笑ったらどんな顔するんだろう。

・・・!?

なんであたしこんな春くんのことばっかり考えてんの?!

あたしは一瞬だけ浮かんだ答えを頭の中で必死で消して、玄関の扉を開けた。



一目ぼれとかさ。

ありえないっしょ?!