「おいっ、春も挨拶しろよ。」

海くんの隣に居た黒髪の男の子がこちらに目を向ける。

うざったそうだけど、どこか惹かれる瞳だった。

眼鏡をかけていて、でもどこか不良そうな・・・

春の第一印象はそんな感じだった。

「あー・・・初めまして?」

「なんで疑問系なんだよっ!!」

春の言葉に海からのするどい突っ込み(笑)

「この人はうちのダーリンの親友みたいな存在♪
飯田春くん。
春って書いてハジメって読むらしいよ☆」

そうなんだ・・・変わった名前。

柚子からの紹介で一通り紹介は終わり・・・

と思いきや桃甘からのひとこと。

「そういやあ輝真くんは?」

「あー・・・そういやあ知らないなっ」