「おはよー!」

いつもの交差点で桃甘と待ち合わせ。

柚子は海くんと登校だから、朝は別々。

「おはよう和ちゃんっ」

朝から桃甘って・・・かなり癒される♪

「よーすっ」

あたしたちの横を輝真が自転車で通り過ぎていく。

「うわーっ!自転車とかせこい!!」

振り向いてニヤッと笑った輝真を見て、桃甘が頬を赤く染めた。

そう、桃甘はいつからか知らないが輝真が大好きで。

あたしがそれを知ったのは中学校のとき。

告白はしない、という桃甘の意志をちゃんと聞いたあたしは、

「するときはいつでもいいなよ!」

と、かなり応援体制で準備しています(笑)

(うまくいってほしいなー)

そう心の中で思ってから、

「頬が赤いよ?みあまチャン♪」

と、一応桃甘を茶化しておく(微笑)