あたしが雅氷のほうを向こうとするともっと強く抱きしめる



「ダメ。見んな。今かなり恥ずかしいから。」


「可愛いじゃん…。あたしそろそろ行くよ」


「うん」



外に出た瞬間
大きく息を吐く


今のって告白?

嘘でしょ……


とりあえず、今は学校に集中しよう


あたしは高鳴る鼓動を抑えて足早に学校へ向かった




校舎に入って校長室を探した


中に入ると先生がいた


「おはようございます。あたし…御堂原です。」

うすら禿のおじさん先生が目を細めてあたしを見た