「俺にとって、チューはアイサツみたいなモノ。“気に入ったコとだけ”のね」


「それ…“誰”だよ?」

「今んとこ花恋ちゃんだけ!」


「花恋が好きなのか?」


翔太が聞くと、藤本くんはあたしのほっぺに軽くキスをした。


「の反対♪♪」


「キス…の反対?スキ?」


「そ。」

「遊びだったら許さないからな」



「親みたいだな」


「かっ……彼氏だ!」


“彼氏”って言葉がくすぐったい。