あれ??そうだっけ??


そう言おうとすると、慌てて雫の口が“ダメ”と動いたので、何故このような状況になったのかを思い出した。



『あ、ああ〜…。そうだった…ね!!お母さん、雫と話したいこといっぱいあるから、もういいよ。心配かけてごめんね!!』

ごめんのポーズをすると、


『分かったわ。安静なしなさいね。雫ちゃん、あとはお願いね。』


お母さんはにっこりと笑って下に降りていった。