マネージャーが俺に耳打ちする

『ロングのコがお前指名だって』

『はい』

出来るだけクールに振る舞った


綾の席に向かい、隣に座った

さっきよりも酔っ払っていた

ケータイを教えてくれるか不安だったけど
綾は快く教えてくれた



(明日になったら
俺の事忘れてるかもな…)



次の日、目が覚めると
もう日は沈んでいた

ケータイを開いてみる


(綾ちゃん今日休みって言ってたっけ。彼氏と過ごしてるのかな)