リョウの部屋はあんまり物がなくて綺麗だった

『コレ観よう』

と、怖いDVDを出してきた

『ひとりで観るの怖いんでしょー』

『うるさいなあ』

時折メールのやりとりをしながらも
リョウは真剣にテレビを観ていた

なんとなく、寄りかかってみた

『綾ちゃん眠いの?』

『んーん、大丈夫。』

『そっか』


心地いい時間だった

リョウが何考えてるのか分かんなかったけど
別にいいと思った


今の所営業はされてないし


その後家まで送ってくれて
彼は仕事に行った


それからも度々私達は会った

ただ、リョウの事が好きなのか
私にはまだ分からなかった