「はい!これがアンナと、
 アイツの高校時代のアルバムです!」

どんっと、テーブルに3冊ほど
分厚いアルバムが乗っけられた。

1番上のを手に取ると、1ページ目には
【アンナ0歳~1歳】とある。

……この1冊に、アンナの1年分が……
島津さん、頑張りましたね!


逸る気持ちを抑えて、
ゆっくりとページをめくっていく。



「アンナ!やっぱり君は子犬の頃から
 他のどんな子よりも愛らしいよ!
 神に愛されて生まれてきたんだね!」

まだ成長しきっていなく、
頭の占める比率が大きいが、
そのアンバランスさがまた堪らない。

写真の枚数が多いので、
自然なスピードで変化していくのが解る。

半年も経つ頃には、もう立派なお嬢さんだ


幸福な気持ちで1冊目を見終えた。

しかしこれはアレだな。
国宝にしてもいいぐらいの素晴らしさだ。