いつからか……

彼を目で追っていて。


いつからか……

彼のことが大好きでした。



あたしの好きな人。

それは………




「龍介~っ!!」


「なんでございましょうか? お嬢様」



「今日もお芝居の練習付き合って♪」



執事という見た目には、程遠い…

あたしの執事。



「仕方ないですねぇ」



龍介は爽やかな笑顔で笑う。



彼の笑顔見たさに……

今までたくさんのものを犠牲にしてきた。