「あ、ありがとう」


「素直に喜ぶな」


「……すいません」



麗くんに怒られてしまった。
怒られている私を見て青葉くんはクスクス笑った。



「ねぇ、黒猫ちゃん」


クリーム色の髪がふわふわ揺れる。



「友達になろっか」


「とも、だち?」


「……はぁ、青葉」



麗くんは呆れた様子。