いっそのこと死んでしまおうか。

生きていても楽しいことなんて何もない。


お父さんにとって私はいらない子ならば……死んで天国にいるお母さんに愛されたい。



私は動かない体を少しずつ動かし家の外へ出ようとしたその時、



「……乃愛」



眠っていたお父さんが目を覚ました。