麗「…ぶかぶか…」
トイレから出てきた麗華の格好はすごかった。
麗華はもとから小柄だ。身長が154位しかない。僕は168身長がある。だから僕のジャージは麗華にとって、かなりサイズが大きかった。
ジャージが長すぎて、半パンがチラチラとしか見えない。
『…でかすぎたね。なんか…エロい』
麗「…そうね。フフッ」
笑いながら、ジャージを着てくるくる回る麗華を見て、僕も自然と笑顔になる。
川「…ぁ、あのッ!!!」
麗「!!」
麗華は肩を上げて僕の後ろに隠れた。バカさ…川崎は赤い顔してる。
柚「怖がってる」
川「ぇ!?あ、本当すみません!!」
柚「はぁ…」
川「あ、あの…俺本当棚秦さんのファンで…ッ」
麗「…」
川「よ、よよよ、よかったらサイン下さい!!!」
麗「…………ン」
川「へ…」
麗「…ペン…書くもの、下さい」
麗華が小さく呟くと川崎は急いでカバンから何かを出す。
麗華はペンを貰い、自身の帽子にサインを書く。
川「…ぇ、あの…」
麗「…はい、どうぞ」
川「ど、どうも…え、いいんですか…?」
麗「嬉しかったから…良いです」
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