準レギュラーを集めて、1つの場所で会議。
だけど、僕は練習とは全然違う話を始める。
『ねえ。君達は七瀬由姫菜を覚えてる?』
準1「突然なにい『答えてよ』
僕の威圧感に負けたのか、準レギュラー達はぽつぽつと話しを始めた。
準1「…七瀬は、良いヤツだったよ」
準2「俺たちみたいな準レギュラーにも、いつもドリンクとタオルくれて」
『そんなの普通じゃないの?』
準3「普通じゃねえよ。
前のマネージャーはレギュラーにしかくれなかった」
準4「俺たちがやる仕事、と思って何もしてくんなかった」
準5「…だけど七瀬は、こんな俺たちにもちゃんと…マネージャーしてくれたんだ…」
『…今のマネージャーは?』
準5「あいつは来ねーし、マネージャーの仕事なんかしてねぇよ」
準6「レギュラーばっかり…、でな」
僕はもとから浮かべていた笑みをもっと深くする。
『じゃあさ、そんなレギュラーが憎いと思わない?』
準4「はぁ?」
『レギュラーってだけでちやほやされて。
準だって同じくらい努力してんのに』
準1「それは…俺たちに実力がないから…」
『じゃあ、七瀬由姫菜を引き留められなかったこと。
それも実力がないからで済ませるわけ?
アンタらの大切なマネージャーを退部させたレギュラーが憎くないの?』
準6「…ッそれは」
目の色が変わっていく。そう。僕はそれを待っていた。
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