『………そんなに、僕の事気になります?』
秋「あぁ?」
『抱き締めたいくらい、僕の事好きですか?』
秋「…ッ何言って」
『クスクス…そうですか』
腕の中から抜け出し、今度こそドアノブに手を掛ける。
秋本の方を振り返り、自分の唇に人差し指を置いた。
僕の中に浮かんだ、疑惑の真相を確かめるために
『そんなに気になるなら僕のココ、奪いに来てくださいな』
秋「…ッは!ははははッ!!
そうだな、奪ってやるよ。
岬」
『クスクス、その意気ですよ』
そして、僕は扉を開けてフィールドへと向かう。
目があった光太に小さく微笑を返すと、怯えるように目を反らされた。
『あ、今日は花恋いるんですね』
東「あぁ。お前の事探してたぜ」
『…フフッ、そうですか』
穂「…めちゃくちゃ怖い笑い方」
『よく言われます』
ボールを取ってウォーミングアップを始める。
そして、思い出したかのように僕は呟いた
『ねえレギュラーさん。
準レギュラー+僕で、勝負しませんか?』
新たな戦いの火蓋がおとされる。
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