体育倉庫から出て寄りかかる。



熱くなりすぎた…。


熱くなりすぎて、私を出してしまった。









『クスクス、ダメだなあ』













僕はまだ、











彼らにたいしての情を捨てきれていない。



















コーヒーを買って教室に戻る。
今はお昼時、みんなご飯を食べている。










缶を開けて、教室に入り玲衣の後ろを通る。女子が僕にたかってくるので、僕は女子にぶつかったふりをして





玲衣の頭からコーヒーをかける。












氷「!!!!!」

『ッ!!!悪い!大丈夫か!?氷狩君!!』

氷「…だ、大丈夫…」












大分熱いコーヒーな筈だ。僕は席に戻りタオルを持って玲衣に差し出す。













氷「…ありが…ッ!!」

『…??
 どうした?』

氷「こ、れ…由姫菜の…」












わざと由姫菜が愛用してたタオルを持ってきた。目を見開いて僕を見つめる玲衣。














『あ、間違えた。

 由姫菜のタオル持ってきちゃった』

氷「間違えた…?」













玲衣を見てニヤリと笑う。














『言っただろう?










 僕と由姫菜は深い関係にあるんだと』


















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