『…クスクス、確かにね?




 君達みたいなカスは忘れれば良いんじゃない?
 そんで忘れて笑ってなよ。
 忘れて笑って、由姫菜を永遠に苦しめ続けたら?』

若「お前に…ッお前に何がわかんだよ!


  あれは…由姫菜を突き放すしかなかったんだ!!!!」

『突き放すしかなかった?』

若「脅されたんだよ…ッ!!


  俺たちが由姫菜を手放さなければ、由姫菜が潰されると…ッだから、俺達は仕方なく…!!!」













紡がれる言葉。僕は光太の胸ぐらをつかんだ。












『脅された?

 そんなの知らねえよ、
 由姫菜はな、そんなことされても傍にいてほしかったんだ…ッ!!


 一番辛かったのはなんだったと思う?
 お前らに突き放されたことだ!!
 何よりも一番に信じていた"仲間"に、裏切られたことだッ!!!!


 お前らが突き放さなければ、由姫菜は…ッ!!!!




 私は…ッ!!』























復讐など、しなくて良いのに



















若「わた、し…??


  由姫菜…お前、由姫菜なのか!?!?」

『ッ!!!』

若「…由姫菜…ッ!!


  俺、俺ずっと…ッ」

『勘違いするな、僕は由姫菜じゃない

 今日のことは誰にも言うなよ。
 言えば、』




















『君の大切な人が一人ずつ消える。』


















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