神「…あ、」
『?…あ、健だっけ?』
屋上で寝っ転がていると、後からやって来た神宮寺健に見つかる。
『…学年の王子様がサボり?』
神「…まあ、そんなとこだ」
寝っ転がる僕の隣に座る健。
健は、何度も僕をチラチラ見つめて、深いため息をついた。
『…何?』
「……お前のデータ、裏から収集してたんだ。
でも、お前のデータは取れない…、過去のものは、一切。
俺の会社より幾分でかい何かに、お前は守られてる
お前、何者なんだ…?」
僕の視線は相変わらず空と雲をとらえてる。健は、こっちを見ているけどね。
健「…答え『なあ』…なんだよ」
『七瀬由姫菜。知ってるか?』
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