麗「もういやよ!!


  家族をこれ以上失いたくない!!



  いかないで!!行かないで由姫菜!!!!








  いやああああ!!」










この病院の屋上は高い。落ちたら即死だろう。






麗華は座り込み手を伸ばす。







それを一瞥し、由姫菜は歩き出す。

























由『麗華』















そして振り返ったその顔は、"ユキナ"でもなく







"岬"でもなく












"七瀬 由姫菜"















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