壱「余裕なんだね、君たち4人は」

若「恭…?」

壱「何??何かあるの??どうしてそんな余裕なの??」

穂「おい、恭…お前らしくないぞ」

壱「僕らしい??僕らしい…って、







  何??」










恭二の目に光はない。その目は恐ろしく冷めていた。










壱「何も言わずに、やらずに笑っていること??

  それが僕なの??」

若「…ねえ恭!!」

氷「本人の前で言いたくないが…



  アイツ、椎名になんかされたのか!?」








いつも暖かく優しい恭二。それが、昨日一日で底冷えするような冷たさを持った心になってしまった。


突然、いつもいた仲間は思う。何故かれは変わった?、と。










壱「今なら由姫菜ちゃんの言いたいことわかるなあ…



  仲間という言葉の足枷…ね」

秋「お前…マジで言ってるのか?」

壱「一度失望すると、結果を残すまではもう期待はできないよ。


  でもそれでも君たちを信じたかった。



  でも…また君たちは逃げようとしてる。大切なモノをまた捨てるの??


  だったら僕は…もういい。」
























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