――――――――――放課後。
『はじめまして。椎名岬といいます。
この学校はサッカー部が強いと聞いたので転入しました。
よろしく』
デタラメだけどね。
サッカー部は強かったし。
だからそんな感じでいいかと思って適当に言ってみた。
?「よろしくな!
俺よりせちっちぇな!!!!」
『ふふふ、人のコンプレックスを笑わないで下さいよチビが』
?「なっ、お前よりはたけぇから!!!!」
『僕だってもう少し成長すれば貴方なんて簡単に越しますよクソチビ』
?「んだとコルァァァァァアァァァァアァァァ!!!!!!
大体俺はチビって名前じゃね!!!!
若槻だ!!!!
若槻光太!!!!!」
知ってるよ、光太。
…君は最後まで私を守ってくれた、私の恩人。
…そして…
最後の最後に消えた。
『はい、貴方の名前は覚えました。
チビ槻チビ太ですね』
若「ちげえよ!!!!!
わざとだろ!?もう絶対わざと間違えてんだろオオオオオオ!?」
『うっせえですよ。
チビ槻』
若「おっしゃ上等だテメエフィールドに立てエエエエエエエエエ!!!!!!」
『上等だコルアアアアアアアア!!!!!!!!』
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