場所は、なんとなくわかってる。 きっと、あの場所。 私と先生の、思い出の場所。 先生は優しいから。 あの場所で、いつものように白衣を着て待っていてくれる。 不思議なくらいに、確信的な自信があった。 『爽くん、ありがとう!』 ―――…先生。 今、あなたに会いに行きます。