怖いけど、知りたいと思った。


先生が口にしたものは聞きたくないけど、何より知りたかったもの。



…だって、私たちは終わっているのに。

何を思って佑くんは、私の元に駆けつけてくれたの?




「…心配だったから。」




それは息を殺さなくちゃわからないぐらい、今にも消えてしまいそうなものだった。




「3人が何かをしようとしてたのは知っていて…。

…彼氏じゃないけど、心配するのは変ですか?」



どこか挑戦的な態度。

そして、節目がちに、決して誰とも目を合わさないように放たれた言葉。