【完】優しい彼の温もりに包まれて

「おばあちゃーん!!」


瑠夏は畑仕事をしている女の人に声を掛ける


「あら、瑠夏。良く来たね」


「うん。皆、揃ってるの?」


「えぇ、公民館で準備してるよ」


話しを進めていく2人


「瑠夏、そちらの方は?」


俺に気付いたおばあさんは瑠夏に尋ねた


「あっ、この人あたしの彼氏なの。」


「小野寺丈瑠です。よろしくお願いします。」


「貴方が丈瑠君なのね。話しは聞いてるわ。私は山岸ツキ子。よろしくね」


山岸ツキ子さん


ニコッと笑ったその顔は瑠夏そっくり。


瑠夏の可愛らしい笑顔はこの人の遺伝なんだな


「瑠夏、荷物置いておいで。瑠夏専用の部屋、片付けておいたから」


「ありがとう」


瑠夏は荷物を持つと何処かに行ってしまった