【完】優しい彼の温もりに包まれて

「別に人に頼られるの嫌いではない。瑠夏にはもっと頼って欲しい」


優しすぎるから離れたくないじゃん


だけど、帰らなきゃお母さんが更に機嫌悪くする


「ありがと。電話とかが夜遅くなったりしても相手して欲しいな」


「瑠夏からの連絡ならいつでも待ってる。ご飯食べようか」


あたし達はプリントを片付けてお弁当を食べ始めた


といってもそんなに食欲がない


家に帰らなきゃ。なんて思ったら具合悪い


でも、これ以上…丈瑠に迷惑なんて掛けられない


「顔色悪くなってるぞ」


「大丈夫!!」


「嘘つけ。なんでそんなに強がるんだよ」


「だって、これ以上甘えてしまったらあたしが壊れる」


「俺の前では壊れて良いよ。傍に居るから」


丈瑠は背中を摩ってくれた