次の日、利奈は優にこのことを話した。
「絶対行った方がいいって!」
優は早く行けと言う。
「行くけど・・・いついけばいいかな~?いつでもいいですって言われると逆に困るよ~。」
「てか電話したら電話番号書いてあったんでしょ!」
「はぁーーーーーー!!」
大声を出したのでクラスメイトがいっきにこっちを向いた。
(よく考えたら・・・そのために書いていたのかも・・・。)
「今日帰ってから電話するよ!」
「そうこなくっちゃ!」
利奈は電話をすることにした。

家に帰り着き携帯を手に取った。
「090の×△・・・・・・。」

―プルプルっ プルプルッ

―ガチャッ

「あっもしもし。関口利奈です。」
「もしもし、中村太一です。って知ってるか(笑)急にごめんね手紙。服気に入ってくれた?」
(中村くんって学校ではクールだけど・・・なんかキャラ違うな~。)
「はい・・・。」
「ん?なんか元気ないみたいだけど・・・なんかあったの?」
「いえ。あの・・・いつ伺えばいいですか?」
「プッ(笑)なんでそんな敬語なの?同級なんだからタメでいいよ~。」
笑われてしまった(泣)
「いつ、か~。ん~~。じゃ今から来れる?」
「あっはい。わかりました。あの~えっと~・・・。」
「ん?まだなんかあるの?」
「いえっ!あの~私なんかがあの服きてもいいんですか?」
「もちろん!今からどれくらいでこれる~?」
「えーっと、多分30分くらいで来れると思います。」
「じゃっ待ってるねぇ~。」

今から行くことになった利奈。
紙袋からワンピとキャミを取り出してワンピとキャミを着た。
そして、ナチュラルメイクをした。
髪はいつもどうり軽く巻いた。
「よしっ!バッチリ!」
鏡の前で1回転した。

―ガチャッ

「行ってきまーす。」
利奈は家を出た。