やっぱりおばあちゃんを手伝ってこよう。

うん。そうしよう。


そう言おうと思って口から息を吸った時だった。

真が静かに立ち上がって、わたしの隣に再び腰を下ろした。

わたしはそんな真の不思議な行動を口を開けたまま見つめるしかない。


「昨日は寝れたか?」


真はまっすぐ前を向いたままそう言った。

でも横を向いて座ってるわたしには真の身体は目の前にあって、うっかりそんな真を凝視しちゃう。


「うん…。でも怖かった」


わたしが返事をしたらやっと視線を向けられる。

それは話の続きを聞いてくれる体勢に見えた。