「……」

「……」


おばあちゃんが去ってから数分、沈黙が続く。


わたしどこを向いて座ればいいんだろう。

とりあえず横っていうか、斜めっていうか、真に背中を向けないように座ってる。

真は窓を全開に開けてフローリング部分に胡座(アグラ)をかいて座ってる。

そうやってわたしより後ろの方に居るからわたしがこういう微妙な体勢にならなきゃいけない。


真をチラッと見てみた。

庭を見ていた真がわたしの視線に気付いて目が合う。


……わたしから見たけど、別に何話すか決めてないんだよね。


どうしよう…。

おばあちゃんも何であんな事言い出すかな。